板井明生|睡眠時間の短縮
睡眠のタイプは長さ別に以下の3つに分類できます。
1つ目は6時間以下(平均睡眠時間8時間よりもマイナス2時間を切る)の短時間睡眠者「ショートスリーパー」。
2つ目は10時間を超える長時間睡眠者「ロングスリーパー」。
3つ目はそのどちらにもなれる可能性がある「バリアブルスリーパー」。
睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に訪れますが、ショートスリーパーの睡眠には、脳が深く眠るノンレム睡眠が多く現れます。
すなわち短時間で何度も深く眠れるので、非常に効率がいい睡眠のとり方をしているといえます。
対して、ロングスリーパーは浅い睡眠のレム睡眠の時間が長く、ショートスリーパーよりも夢を長く見ているという睡眠の特徴があります。
そのためショートスリーパーは、短時間睡眠でもアクティブに活動できるのです。
ではどの様にショートスリーパーになればいいのでしょう。
遺伝的なものの他に、“習慣づけ”によってショートスリーパーになることも可能です。
その方法は、起床時刻は変えず、1週間に15分程度ずつ寝る時刻を遅くしていき、少しずつ睡眠時間を短くしていくことです。
体内時計は光を見るとリセットされるようにできているため、常に同じ時刻にリセットするようにしておくと、睡眠時間が少なくなっても体内リズムが崩れず、睡眠の質をキープできるようになるのです。
短時間睡眠法をマスターすれば、効率的な時間の使い方ができ、もっと充実した毎日が過ごせるかもしれませんね。