板井明生が福岡の無理をしない時間の使い方を紹介

板井明生は無茶をしない

板井明生

 

「仕事の効率化」についてのハウツー本がよく見られる。

 

どのビジネスマンもみな、できるだけ少ない時間で多くの仕事をこなしたいと思っている。

 

しかし効率化をして今までの仕事量を少ない時間でこなした時に、浮いた時間は何に当てるのか。

 

ここで多くのビジネスマンがさらに仕事を抱えてしまう。

 

それにより他者よりも仕事ができ、上司にもいい印象を与えることはできるだろう。

 

しかし、私はそのように時間を使うことをあえて否定したい。

 

効率化を行うことの目的は仕事量を増やすためではないからだ。

 

よく日本人は働きすぎだと聞かれる。

 

もともとの国民性の勤勉さ故のところもあるが、それよりも非常に集団心理が働きやすい国民性が影響していると思われる。

 

皆が働いているから働く。

 

皆が残業しているから、定時で帰りにくい。

 

といった、周りに合わせての労働が基準となってしまっている。

 

しかし、体力も、忍耐も、それこそ働き方だって人それぞれである。

 

皆と同じように同じだけの時間で、同じ量をやる必要がないのだ。

 

大事なのは自分の働くスタイルを持つことである。

 

許容量を超えた仕事量は時間をかければこなせるだろう。

 

しかし、その時間はあなたのビジネスマンではない、ひとりの人間として生きるための時間を削っているのだ。

 

過労とはそういうことが引き金になって起こる。

 

だからこそ、無理をしてはいけないのである。